スノーシューとは、早い話が「カンジキ」のこと。日本でも昔から、猟師が狩りに出かける際、雪の上を歩くのに着用していました。
アメリカでは、スノーシューを履いて、リフトのない自然のゲレンデを求めて歩く、ネイチャースキーの愛好家が多いそうです。
日本にお目見えしたのは、ほんの数年前。まだ知名度も低く、ごく一部の自然が好きな人の間にしか知られていません。
実際に、スノーシューを履いて雪の上を歩いてみましたが、驚いたのは、長さ60センチ、幅20センチのスノーシューなど、着用しているのさえ忘れるほど快適に歩けることでした。
新雪の上でももぐることなく、アスファルトの上を歩く要領で、普通に歩ける驚きと喜び。
葉が落ちて、冬枯れした林。
生い茂る笹に雪が積もり、夏は歩くこともできなかった林一面が、スノーシューのフィールドに変化します。
これがスノーシュー。
上から見た構造はいたってシンプルで、アルミフレームの内側にクツをホールドするビンディングと、クツを固定するバックル(機種によってはベルト)があるだけ。
このビンディングは、足指の付け根に位置する部分がスノーシュー本体と1本の回転軸で固定されているだけなので、かかとは常にフリーの状態になっています。
足を持ち上げると、スノーシューの後部がかかとから離れて下がるため、スノーシューの上に乗った雪が自動的に落下し、余分な重みがかからない分スムースに歩けます。
スノーシューの底面には、クランポンというアイゼンのような爪が付いているので、斜面やアイスバーンでも雪を強力にグリップします。
日本のカンジキは古来の形のまま進化がストップしてしまいましたが、スノーシューはスポーツへの応用という観点から、たえず技術革新を続けています。